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  • 3月25日
  • 読了時間: 3分

私の恩師は、かつて手紙にこう書いてくれました。

「畑は土づくり、会社は人づくり。」

この言葉は、今でも私の中で静かに息づいています。そして私は、組織づくりを考えるとき、この言葉を“畑づくり”に重ねて捉えることがあります。


畑では、どんな種をまくかよりも、どんな土をつくるか がすべてを決めます。水やり、日当たり、風通し、雑草取り。その“日々の手入れ”が、収穫の質を左右します。


会社も同じです。

制度や仕組みよりも、日常の言葉の積み重ね が土壌をつくり、人の成長を支え、組織文化を育てていきます。


■ 組織文化は「土壌」であり、言葉は「水やり」

畑の土が豊かであれば、どんな種も根を張り、伸びていきます。

組織も同じで、土壌が豊かであれば、人は安心して力を発揮し、挑戦し、成長していきます。

その土壌をつくるのが、経営者や管理職が日々交わす“言葉” です。

  • 「どうしたらできるか一緒に考えよう」

  • 「ありがとう、助かったよ」

  • 「何か困っていることはある?」


こうした言葉は、畑に水をやるように、組織の土をゆっくりと豊かにしていきます。

逆に、

  • 「なんでできないんだ」

  • 「早くして」

  • 「前にも言ったよね」


こうした言葉は、土を固くし、根が伸びにくい環境をつくってしまいます。


■ 管理職の感情は、畑の“日当たり”に影響する

前回のコラムで触れたように、管理職の孤独や感情の不安定さは、ハラスメントやアンガーマネジメントの芽につながります。


畑で言えば、日当たりが急に悪くなるようなもの です。

日当たりが悪いと、植物は元気を失い、成長が止まります。


管理職の感情が揺らぐと、チームの空気も揺らぎ、心理的安全性が低下し、離職の予兆にも気づきにくくなります。

感情は、組織の“光”です。光が安定していると、組織は育ちます。


■ ハラスメントの芽は「雑草」のように生まれる

畑に雑草が生えるように、組織にも“ハラスメントの芽”が生まれることがあります。

雑草は、放っておくと広がり、土壌を奪い、他の作物の成長を妨げます。

ハラスメントも同じで、最初は小さな“言葉の乱れ”から始まります。

  • 語気が強くなる

  • 否定から入る

  • 相手の話を遮る

  • 皮肉が増える


これらは、管理職自身が追い込まれているサインでもあります。

雑草を早めに抜くように、小さな言葉の乱れに気づき、整えること が大切です。


■ 経営者・管理職の一言が、畑の未来を決める

畑づくりでは、毎日の水やり、日当たりの調整、雑草取りといった“地味な手入れ”が未来をつくります。

組織も同じで、経営者や管理職の一言が、文化の方向性を決めていきます。

  • 未来を語る言葉

  • 感謝を伝える言葉

  • 期待を伝える言葉

  • 行動の基準を示す言葉

  • チームを励ます言葉


これらが一致したとき、組織文化は強く、しなやかに育ちます。


■ 多摩地域の企業に、“言葉から始まる文化づくり”を

MiraiCraft八王子は、制度や採用だけでなく、“言葉の質”を整える組織づくり を大切にしています。

  • 経営者の言葉

  • 管理職の言葉

  • チームの言葉

  • 1on1の言葉

  • 会議の言葉


これらが整った組織は、心理的安全性が高まり、離職が減り、管理職が輝き、人が育ち、未来が描けるようになります。


八王子・多摩地域の企業が、日常の言葉から文化を育て、しなやかで強い組織へと成長していけるように。

これからも、“畑づくりのように、言葉から始まる組織づくり” を丁寧に支えていきたいと思います。

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