- renryou3
- 11 分前
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はじめに:子どもが教えてくれる「感情の鏡」
子どもと向き合っていると、自分の感情の動きに気づかされる瞬間があります。
なぜ今イライラしたのか。なぜ急に嬉しくなったのか。その“自分の感情の正体”を見つめることは、相手を理解するための第一歩だと、改めて感じます。
若い頃に出会った「鏡の法則」には、“相手の反応は自分の内側を映す鏡である”という言葉が書かれていました。当時は半信半疑でしたが、子育てを通じてその意味が腑に落ちるようになりました。
こちらが焦れば子どもも落ち着かず、こちらが穏やかであれば子どもも安心する。言葉よりも、表情や空気のほうが先に伝わる。まさに、自分の状態がそのまま返ってくる“鏡”のようです。
カーネギーの教え:人は論理ではなく感情で動く
この“鏡”の考え方は、ディール・カーネギーのコミュニケーションの基本とも深くつながっています。
カーネギーは、「人は論理ではなく感情で動く」と繰り返し説きました。
相手を動かしたいなら、まず相手の感情を理解すること。そのためには、自分の感情を丁寧に扱うことが欠かせません。
私は研修の場で、「自分の感情の動きを知ることこそ、相手の立場に立つ基本」と伝えてきました。自分の感情を理解できていない人は、相手の感情にも気づけません。逆に、自分の感情を言語化できる人は、相手の気持ちにも自然と寄り添えるようになります。
3Cを“人間関係”に応用すると見えてくるもの
マーケティングの3Cは、ビジネスでは
Company(自分)
Customer(相手)
Competitor(競合)
という構造で使われます。
しかし、人間関係に応用する場合は、Competitor ではなくContext(状況・背景)に置き換えるほうが本質に近づきます。
相手の反応は、その人の置かれた状況に大きく左右されるからです。
疲れているのか
忙しいのか
不安があるのか
どんな環境にいるのか
この“背景”を理解しない限り、相手の感情にはたどり着けません。子育ても、人事も、日々のコミュニケーションも同じです。
仕事とは、相手の感情起点で価値を届けること
仕事とは、相手に価値を提供すること。すなわち、相手の期待以上の成果を出すことです。
そのためには、自分起点ではなく、相手の感情起点で考えることが欠かせません。
「自分はこうしたい」ではなく、「相手はどう感じるだろう」を起点にすると、行動が変わります。
人事の仕事は“鏡”を見る仕事
人事の仕事を続けてきて感じるのは、組織には必ず“鏡”が存在するということです。
社員の声は組織の鏡
離職は仕組みの鏡
不満はコミュニケーションの鏡
成長は関わり方の鏡
子育てで学んだこと、カーネギーの教え、研修で伝えてきたこと。これらはすべて「鏡の法則」という一本の線でつながっています。
おわりに:感情を丁寧に扱うということ
自分の感情を丁寧に扱い、相手の感情に寄り添うこと。その積み重ねが、家庭でも、職場でも、組織をより良い方向へ導いていくのだと感じています。
MiraiCraft八王子としても、“人の感情を大切にする組織づくり”をこれからも支えていきたいと思います。
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